北陸新幹線の経済効果

北陸新幹線建設促進同盟会　　　

１）建設投資に伴う経済波及効果
　新幹線の建設投資は、次のように大きな生産誘発などの経済効果をもたらします。

◆内訳

注１）投資額は平成５年４月価格の高崎・大阪間の総額３兆４，０００億円を主として距離により
　　　按分し、用地費を除いたもの。
注２）各県の平成２年の産業関連表を適用して推計したもので、建設期間中にわたって発生する効果。

２）開業に伴う経済効果
　新幹線が供用されると、次のとおり時間短縮による所得の発生や、それに付随しての税収増、さらに鉄道事業収益による税収増などの経済効果をもたらします。

【付加価値額と税収増（単年度分）】

(a)開業５年目　　　　　　　　　　　　　　　（単位：億円）

(b)開業１５年目　　　　　　　　　　　　　　（単位：億円）

注１）税収増は、付加価値に対する国・地方合わせての税収増である。
注２）税収増は、新幹線が開業した場合の鉄道事業の収益による国・地方合わせての税収増である。

３）経済効果の総額
　建設投資及び開業に伴う経済効果による税収増にＪＲの収益改善効果を加えると、長野から福井までの総建設費約１兆６，２００億円は、開業後２０年以内で回収できると見込めます。