台湾ものづくり企業視察
台湾グリーンビジネス視察参加者募集!
世界的にカーボンニュートラルの取り組みが加速するなか、台湾では炭素取引所の設立や再エネ・省エネ技術の普及を背景に、中小企業においても環境対応を「成長のチャンス」とする動きが広がっています。
日本においても、経営戦略や販路拡大に環境対応を結び付けることで、新たな成長の可能性が期待されています。今回の視察では、台湾の先進的なグリーンビジネスを視察し、脱炭素を経営に取り入れる具体的なヒントを得るとともに、台湾企業との交流を通じて新たな協業やビジネスの可能性を探ります。
| 視察期間 | 令和8年1月26日(月)~1月28日(水) ※現地集合・解散 | ||||||||||||||||
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視察先 (予定) |
台湾台北市・台南市など ※お手持ちのチラシから視察先が変更となっている場合があります。 (1)沙崙スマートグリーンエネルギー科学城(国家級のグリーンエネルギー研究拠点) 台南駅に隣接している国家級のグリーンエネルギー研究拠点。創エネ、省エネ、蓄エネ、統合の4分野を柱に、実証施設や試験場を備え、研究機関・大学・企業・ベンチャーが集積している。政府のグリーンエネルギー産業推進政策に基づき、再生可能エネルギー技術やエネルギーマネジメントの開発・実証・産業化を一体的に進める場として位置づけられている。 (2)氫豊緑能科技股份有限公司(独自技術を有す水素エネルギー関連企業) ※調整中 台湾の工業技術研究院(ITRI)から2022年にスピンオフした水素エネルギー技術企業。工場などの生産工程で発生する未利用の水素を回収し、独自の高効率発電システムで再利用することで、電力供給とCO₂削減を同時に実現している。ITRIの先端研究を事業化した同社は、台湾の水素産業を牽引する存在として注目されている。再生可能エネルギーの利用とカーボンニュートラル社会の実現に貢献している。 (3)好說設計有限公司(廃棄漁網を活用した眼鏡ブランド「Hibāng」を展開) ※調整中 台北市に拠点を置くデザイン企業で、循環型ものづくりを専門としている。廃棄漁網を回収・再生したナイロン素材を活用し、眼鏡ブランド「Hibāng」を展開。ネジを使用しないモジュール構造により、部品交換・再資源化が可能な設計を実現している。機能性と意匠性を兼ね備えた循環型のアイウェアとして、グッドデザイン賞やiFデザイン賞など国際的な評価を受けている。 (4)日本台湾交流協会 台北事務所 日本と台湾との人的・文化的・経済的交流を支える公益財団法人。東京都を本部とし、台北・高雄の事務所を通じて、在留邦人支援、査証の発給、技術・文化・学術交流の促進に取り組んでいる。台湾と日本の“架け橋”として、両地域間の信頼と協力をさらに深める役割を担っている。(当協会にて台湾経済情勢に関するブリーフィングを実施予定) (5)優織隆企業股份有限公司(パイナップル葉繊維などの環境配慮素材を開発) 台湾を拠点とするアパレルOEM/ODMメーカーで、欧米市場向けにニットやセーターを供給。中国やインドネシア、カンボジアなどに生産拠点を持ち、安定した供給網を構築している。2024年には国際的な認証を取得。近年はパイナップル葉繊維「PALF」などの低炭素素材開発や、自社ブランド「EVOPURE+」を通じて、持続可能な衣料づくりに注力している。 (6)雄材大智材料科技股份有限公司(廃棄衣類を建材に変えるリサイクル技術を持つ) 廃棄された衣類や布地を再資源化し、建材や日用品向けの環境配慮型素材へと生まれ変わらせる台湾企業。AIによる布地の識別と分離技術を活用し、ポリエステルはリサイクルPET粒子へ、混紡布は「衣纖木」と呼ばれる繊維系ボードへ加工。これらは家具や建材、収納用品に活用され、廃材由来でありながら高い耐久性を備えている。日本では珍しい「衣類を建材に変えるリサイクル技術」を実用化している。 (7)松山文創園区(歴史的建造物を活用した文化拠点) 1937年に建設された旧「松山タバコ工場」をリノベーションし、2011年に文化創意産業の拠点として再生した施設。工場や倉庫など歴史的建築を保存・活用し、展示会、デザインイベント、クリエイティブ企業の活動の場として機能している。台北市における文化・創意交流のランドマークとなっている。 ※視察先の追加・変更の可能性あり |
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| 参加費 |
50,000 円 (現地交流会費、通訳代、現地コーディネート費として) ※その他、渡航費・宿泊費・現地移動費等は各社負担 |
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| 参加対象 | カーボンニュートラル・環境系ビジネスに関心がある方 | ||||||||||||||||
| 募集人数 | 10名程度 | ||||||||||||||||
| 視察行程 |
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| 申込締切 | 令和7年12月19日(金) | ||||||||||||||||
| 主催 | 福井商工会議所 カーボンニュートラルサポートデスク | ||||||||||||||||
| 協力 | 工業技術研究院(ITRI) | ||||||||||||||||
