4.品目別にみた主要購買施設(業態) 商業施設の業態毎にその買物内容を聞き回答のあったものを、品目別にその購買施設(業態)の回答割合をポイント化し比較してみた。 これらのポイントは、単純に品目毎に比較できるものではないが、傾向や購買行動の特徴を知ることは可能であろう。 そこで、これを買回性商品と最寄性商品の品目に分けて、その特徴についてまとめてみた。 ※以下で「ショッピングセンター」となっているものは「ショッピングセンター・スーパーマーケット・ホームセンター」についての回答である。 (1)買回性商品
ファッション性の高い商品についてみてみると、婦人服では「福井駅前の商店街」32ポイント、「百貨店」28ポイント、「ショッピングセンター」22ポイント、「大型専門店」18ポイントの順に、靴・バックでも「福井駅前の商店街」39ポイント、「百貨店」 29ポイント、「ショッピングセンター」22ポイント、「大型専門店」20ポイントとなっている。 アクセサリーでは「百貨店」23ポイント、「福井駅前の商店街」21ポイント、「ショッピングセンター」12ポイントの順に、時計・貴金属では「百貨店」19ポイント、「福井駅前の商店街」18ポイント、「ショッピングセンター」10ポイントの順に、ブランド品では「百貨店」35ポイント、「福井駅前の商店街」23ポイントとなった以外はすべて10ポイントを下回った。 贈答品では、「百貨店」が42ポイントと圧倒的に高く、次いで「ショッピングセンター」の10ポイントとなった。 (2)最寄性商品
生鮮食料品では「ショッピングセンター」が60ポイント、「近くの商店」46ポイント、「コンビニ」14ポイントの順で、惣菜・調理食品では「ショッピングセンター」の49ポイントに次いで「コンビニ」が48ポイントと高く、「近くの商店」42ポイントと続いた。 軽衣料・下着では、「ショッピングセンター」が44ポイントと飛びぬけて高く、「大型専門店」16ポイント、「百貨店」、「福井駅前の商店街」がそれぞれ12ポイントと続いている。 日用雑貨品では「ショッピングセンター」が62ポイントとこちらも飛びぬけて高く、「コンビニ」が25ポイント、「近くの商店」が21ポイントの順となった。 生活雑貨品では、日用雑貨品と同じような傾向が表れたが、「ショッピングセンター」、「コンビニ」、「近くの商店」のポイントがやや低下し、逆に「福井駅前の商店街」16ポイント、「大型専門店」15ポイント、「百貨店」10ポイントなどと若干増加している。 これらと違った特徴が表れたのが、酒・ビール類で「コンビニ」が37ポイントと最も高く、次いで「近くの商店」が34ポイントと健闘、「大型専門店」が26ポイントと続いている。 |