2000年7月の調査「ビジネスパーソンの食生活に関する調査」

 
調査内容 サラリーマンやOLがふだんどのような食生活を送っているのか、朝・昼・夕食、そして間食(夜食)に分けてそれぞれ実態や意識などを調査。
調査対象 福井市とその近郊の企業に勤務する男女280名
調査日 平成12年6月13日〜23日
調査方法郵送にて配布、返送
回答者数男性計:77 名、女性計:94 名、不明1名 (計172名)
回答者の平均年齢33.5 歳
回答者の内訳
(単位:人)
18-24歳25-29歳30歳代40歳代
50歳代
60歳代
既婚男性
1
6
15
15
10
0
47
未婚男性
10
8
2
0
0
29
既婚女性
1
5
13
15
8
0
42
未婚女性
27
20
2
2
0
0
51
性別または結婚不明
0
0
1
0
1
0
2
小計
39
40
39
34
19
0
171
 年齢不明1名  合計172名




 

1.ふだんの食生活について


 サラリーマン、OLがふだんの自分の食生活についてどのように考えているかというと、「まあまあよい食生活を送っている」との回答が最も多く58.1%。また「あまりよくない食生活を送っている」との回答が31.4%。また、既婚者よりも未婚者のほうが、よい食生活を送っていると思っていない回答者が多く、未婚者全体の41.2%が「あまりよくない食生活を送っている」または「悪い食生活を送っている」と回答している。(既婚者27.0%)

 
また、現在健康であるか、との問いに、全体の70.9%が「健康である」と回答。男女別に見ると、男性のほうが、「病気ではないが体調がよくない」とする回答者が多く、26.0%(女性11.0%)。



また、食べ過ぎなど、主に食生活が原因となる体重増加や成人病など健康への悪影響が気になるかどうかとの問いに、「かなり以前から気になっている」(28.5%)、「最近気になるようになった」(39.5%)、「特に意識したことはない」(27.9%)との結果になっている。「かなり以前から気になっている」のが最も多いのが、既婚女性(38.1%)、「特に意識したことがない」のが最も多いのが未婚女性であった。







2.朝食について


朝食についてだが、朝食を「毎日食べている」としたのが、全体の70.3%。「ときどき食べない」としたのが16.3%、「食べないことが多い」としたのが、7.0%。「いつも食べない」としたのが6.4%で、朝・昼・夕食の中で最も欠食率が高い結果となった。男女別に見ると、女性のほうが朝食を「毎日食べている」とした人が多く、75.5%。男性は64.9%。




また、いつどのようにして朝食を食べているかというと、「自宅で」との回答が最も多く、96.0%で圧倒的に多かった。(複数回答)
  
またどのようなものを朝食に食べているかとの問いでは、1.家で作った食事(82.6%)、2.パンやおにぎりなどの惣菜(16.8%)…などとなっており(複数回答)、ほとんどの回答者が、自宅で調理された朝食をとっていることがわかる。また既婚者にくらべ未婚者はパンやおにぎりなどの惣菜を食べる割合が高い(既婚者11.4%、未婚者23.9%)


ちなみに、朝食にかける時間は、平均12.1分(最長35分、最短5分)。
 
また、朝食を「食べないことが多い」、または「いつも食べない」と回答した回答者が、朝食を食べない理由としては、1.食欲がない(65.2%)、2.食べる時間がない(52.2%)、3.用意がされていない、調理・用意するのが面倒(各13.0%)…などとなっている。(複数回答)
 
 
 


3.昼食について


昼食について、昼食を「毎日食べている」と回答したのは全体の93.6%。男女別に見ると、女性のほうが「毎日食べている」と回答した割合が高く、96.8%。男性は89.6%。



ではいつどのようにして昼食を食べているのかというと、「昼休みに各自自由に」との回答が最も多く90.6%。以下、男性は「外回りや営業のあいまに」(7.9%)、女性は「時間をみはからって交代で」(7.5%)などとなっている。(複数回答)



また、どのようなものを昼食に食べているかというと、1.家で作った弁当(72.9%)、2.パンやおにぎりなどの惣菜、社員食堂のメニュー(各14.1%)、3.コンビニエンスストアなどの弁当(13.5%)、4.外食(12.9%)…などとなった。
男女別に見ると、男女とも最も多いのが「家で作った弁当」だが(男性60.5%、女性83.9%)、男性は「外食」(23.7%)や「コンビニエンスストアなどの弁当」(21.1%)が多く、女性は「オパンやおにぎりなどの惣菜」(20.4%)、「社員食堂のメニュー」(12.9%)などが多い結果となった。また既婚者は社員食堂のメニュー(19.3%)が多く、未婚者はパンやおにぎりなどの惣菜(20.3%)が多い傾向にある。
ちなみに昼食にかける時間は、平均19.4分(最長60分、最短5分)で、昼食代は平均578円(最大1200円、最小250円)であった。

 




  

 4.夕食について


 夕食について、「毎日食べている」としたのは全体の90.1%。男女別に見ると、朝食・昼食では女性のほうが欠食率が低かったが、夕食では逆に女性のほうが若干ではあるが欠食率が高い結果となった。また既婚者は「ときどき食べないことがある」としたのが3.4%だが、未婚者は16.3%。


 
 いつどのようにして夕食を食べているかというと、1.自宅に帰ってから(99.4%)、2.仕事からの帰り道に(16.4%)…などとなった。未婚者は既婚者にくらべ、仕事からの帰り道に夕食を食べることが多く、既婚者5.6%に対し29.1%。


 
  またどのようなものを夕食に食べているかというと、1.家で作った食事(93.6%)、2.外食(26.9%)が多く、未婚者は既婚者にくらべ、外食率が高い(既婚者9.0%、未婚者48.1%)。
 また夕食にかける時間は、平均27.4分で(最長60分、最短10分)で、朝食・昼食より最も長く時間をかけていることになる。
 





5.間食(夜食)について


  間食または夜食をとることはあるか、との問いに対して、全体の14.0%が「ほとんど毎日間食(夜食)をする」と回答、また、37.2%が「ときどき間食(夜食)」すると回答した。最も間食(夜食)率が高いのは、未婚女性で「ほとんど毎日間食(夜食)する」21.6%。


 どのようなものを間食あるいは夜食として食べているかというと、1.スナック菓子(58.0%)、2.ジュースなどの飲み物(36.4%)、3.飴・ガム、洋菓子全般(各28.4%)、4.インスタント食品(19.3%)、5.和菓子全般(13.6%)…などとなっている。男女別に見ると、男女とも最もよく食べるのはスナック菓子(男性61.8%、女性54.7%)だが、男性はインスタント食品(38.2%)、女性は洋菓子全般(41.5%)をよく食べているようである。


 
どのようなときに間食や夜食をするのかというと、1.小腹が空いたとき(77.3%)、2.職場で休憩時間に(22.7%)、3.気分転換をしたいとき(19.3%)、4.何もすることがないとき(14.8%)…などとなっている。男女別に見ると、男女とも最も多いのは小腹が空いたとき(男性82.4%、女性73.6%)だが、男性は気分転換したいとき(14.7%)、女性は職場で休憩時間に(32.1%)間食したり夜食をとったりすることが多いようである。
 

 



6.食生活の問題点ついて


食生活で気をつけていることは、1.三食きちんと食べる(39.5%)、2.栄養のバランスを考える(35.5%)、3.食べ過ぎないようにする(33.1%)、4.間食をひかえる(23.3%)、5.好き嫌いをしないで食べる(19.8%)…などとなっている。逆に「特にない」としたのも20.9%。
 また食生活の悩みは、1.栄養のかたより、不足(33.1%)、2.食欲過多・つい食べ過ぎる(29.7%)、3.外食や惣菜、加工食品にかたよりがち(15.7%)、4.食事時間が不規則(13.4%)…などとなっている。また男女別に見ると、男性は女性にくらべ食事時間が不規則であることを気にしているようだが(男性19.5%、女性8.5%)、女性は食欲過多・つい食べ過ぎることを気にしているようである(男性16.9%、女性40.4%)。さらに、未婚者は既婚者にくらべ、栄養のかたより・不足を気にしている傾向にある(既婚者22.5%、未婚者45.0%)。







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