元女流アマ名人と 町工場の底力が生んだ
福井メイドの将棋知育教材。
子どもの脳を育てることは子どもの未来を育むこと。
さあ、一緒に恐竜と遊ぼう!
〜きょうりゅうしょうぎ〜
かわいい恐竜のマークに子どもたちも大喜びしてくれます お孫さんがいるおじいちゃんが一つひとつ手づくりしています 福井生まれの知育教材を全国の子どもに発信していきたいですね
 『中山商事』は創業85年の紙加工製造の会社で、紙を貼り合わせて厚みと強さを出す技術を得意としています。しかし、低価格競争にあえぐ下請けの仕事ばかりでは夢がないと思い、新しいことに挑戦したいと考えていました。
 そこで当社の石内奈々絵の登場です。彼女は6歳から将棋を始め、女流アマ名人になったほどの腕前の持ち主。5歳の娘を育てる母でもあり、将棋を通じて子どもの発達を応援する「知育」に強い関心を持っていました。知育教材の企画製造は私たちの本業とは別世界でしたが、ものづくりは町工場の得意とするところ。何度も試作を繰り返し、廃棄する端材を再利用した、軽くてやさしい手触りの将棋の駒を完成させました。
 ただ、これに普通に「王将」と書いても面白くない。誰もが知っている、子どもが喜ぶ福井ならではの何か。そこでひらめいたのが、「恐竜」です。福井は有名な恐竜王国。この商品にぴったりのキャラクターでした。私たちの技術と子どもの発育、福井の自慢……、そんな3つの“いいもの”が掛け合わさり誕生したのが『きょうりゅうしょうぎ』なのです。
 遊び方は石内が考え、将棋のルールを基本に絵合わせや迷路、パズルなど、多彩なゲームができるように工夫しました。将棋を知らない子どもにも親しみやすく、家族や友達と一緒に遊べるのが魅力です。石内いはく「将棋は集中力、記憶力、先読み力、想像力が鍛えられる」とのこと。子どもの学力の高さが注目されている福井発なら、知育の説得力もありそうです。 『きょうりゅうしょうぎ』は知育だけでなく、紙や福井ブランドの可能性も広げていける商品です。この教材を通じて、田舎の町工場でも面白いものづくりができることを、どんどん発信したいですね。
(語り手/社長 中山裕一朗)
中山商事(株)
福井市高木中央2-509
пF0776-53-8000
営業時間:AM9:00〜PM6:00
休日:毎週日曜
HP:http://kyoryu-shougi.com