No28 「旧本町」標識
福井市順化2-1-4
本町という町名は城郭の大手門(正面)前に形成された町で全国的に付けられた。
福井では福井城の大手門にあたる桜門の前に形成された町に付けられ、京町や呉服町と並ぶ城下の中心街であった。
本町通りの道幅は京町と呉服町の北国街道と同じ最大級の5間(9m)もあった。正月14日、騎乗した武士が桜門を出て西へ駆け抜けるのを町人たちが妨害する勇壮な行事だった「馬威し」は、この本町通りを舞台として行われた。この馬威しにおいて若き日の由利公正が活躍したといわれている。