平成34年度末となった北陸新幹線金沢・敦賀間の開業に向け、地域としては明確となった新幹線開業までの限られた時間において、行政、住民、民間事業者が相対して、地域の長期的なビジョンづくりを行う必要があります。また、様々な対策を多方面から講じていくとなると、7年という期間は決して長くはありません。
そして、その新幹線開業対策は、益々厳しさを増す時代の中で福井という地域をどのように持続し、発展させていくかという行動そのものが問われています。
福井商工会議所では、新幹線開業までの準備期間が短くなった中で、どのようにこの開業対策を進めていくか、あるいは少子高齢社会や地方創生の観点から開業対策をどのように捉えるべきか、という基本的な論点を整理し、先行して新幹線が開業した地域の事例などを調査、分析いたしました。そして、福井の特徴や強みを活かし、開業までに求められる取り組みなどを企業経営者の目線で検討し、別添のような報告書をとりまとめました。
この報告書においては、新幹線開業対策として下記の4つの戦略を掲げ、その戦略に基づく111個の具体的な取り組みやアイデアを提示しておりますので、早急にご検討いただき、出来ることからお取り組みいただくとともに、北陸新幹線福井開業に向けた民間の取り組みについても是非強力にご支援いただくことをお願いいたします。
記
戦略その1 福井駅周辺への官、民の集中投資
戦略その2 300万入館者を目指した恐竜のキラーコンテンツ化と
本物志向の「おとな」が満足できる観光の確立
戦略その3 新産業育成による地域力向上
戦略その4 世界につながる交通体系の実現と利便性向上
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