福井商工会議所の歴史

福井商工会議所は、明治13年4月24日に「福井商法会議所」として創立されました。創立された当時は現在の福井県は存在しておらず、福井市を含む嶺北地方は石川県に属していました。
初代会頭は旧福井藩士の伊藤真。明治13年2月に石川県で商法会議所設立の動きが見られると、福井での独自設立の必要性を強く感じ、地元関係者に呼びかけを行った結果、わずか2か月で設立にこぎつけました。
当時の活動は、商況調査を通した商工業者の情報交換、商工業施策をめぐる意見具申が中心で、議員数(会員数)は91名、ほぼ1か月に1回に会合を開き、重要課題を討議していました。
2022年7月末時点での会員数は6,000を超え、多くの事業者の皆様に支えられる経済団体へと成長しました。これからも福井商工会議所は、会員事業所はもとより地域の皆様とともに、ふるさと福井の更なる発展のため活動してまいります。

動画で見る福井商工会議所の歩み

年表で見る福井商工会議所の歩み

西暦(和暦) 福井商工会議所の動き

社会一般の動き

1880年(明治13年)

●石川県に商法会議所設立の動き、準備会に越前から伊藤真ら4名が参加。
●福井商法会議所設立。初代会頭は伊藤真。

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照手中町にあった莨屋旅館。
福井商法会議所設立当時、関係者が会合をもった。

                              
1881年(明治14年)                     福井県が誕生する。
第1回県議会が開かれる。
1884年(明治17年) ●福井商法会議所臨時大会で春日野道(武生~敦賀)開削を決議。なお、後の国道8号線となる。 ●芦原温泉開湯。
●長浜~敦賀間に鉄道が開通する。
(柳ヶ瀬トンネル開通)
1886年(明治19年) ●福井商法会議所を解散し、福井商工会へ改組する。  
1887年(明治20年)   ●春日野道(武生~敦賀)が開通する。
●職工会社で羽二重講習が実施されて以降、嶺北地域で羽二重織物への参入が増加する。
1888年(明治21年) ●福井商工会議所の名称を使用。  
1889年(明治22年)   ●大日本帝国憲法発布
●福井市施行
1893年(明治26年) ●福井商業会議所が発足する。 ●福井県内の北陸線(鉄道)工事が開始される。
1894年(明治27年) ●北陸線の路線変更を建議
●商業会議所連合会を金沢で開催
●日清戦争が始まる
●福井生糸取引所開設
1896年(明治29年)   ●敦賀~福井間に鉄道が開通し、福井駅が開業する。
 
1902年(明治35年) ●北陸商業会議所協議会を開催  
1903年(明治36年) ●商業会議所法公布  
1912年(明治45年) ●福井駅に県重要物産案内標識設置
●朝鮮南満州鉄道連絡切符の福井駅取り扱いを請願
 
1913年(大正2年) ●破産法の改正で意見具申
●事務所を照手中町へ移転
●北陸線の米原~直江津間が全通
1914年(大正3年) ●営業税、織物消費税全廃の請願書
●廃税商工業者大会を開く
●第一次世界大戦が始まる
●越前電気鉄道が開業する
●パナマ運河が開通する
1923年(大正12年)   ●福井県庁が福井城址に新築移転
●関東大震災

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駅前通りから福井城址に移転した県庁
1925年(大正14年) ●部会を一部再編し、社会部を設置する
●県庁舎跡地にて納涼博覧会を開催する
●火災保険料再引下げを実現する
●普通選挙法が成立する
●治安維持法が交付される
●福井市内でのバス運行が開始される
1926年(大正15年)

●ロシア博覧会開催

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ロシア博覧会の様子。ロシア博覧会は大正15年4月18日から15日間、福井県商品陳列所で開催された。

 
1927年(昭和2年) ●商工会議所法公布
●商工連盟結成、営業収益税に反対運動
●呉服町等に移動夜店開店
●金融恐慌が起きる
1928年(昭和3年) ●福井商工会議所と改称
●移動夜店に加え、移動マーケット開設
●珠算大会開催
●日本商工会議所が設立される
●だるま屋開店
1930年(昭和5年) ●北陸〜北海道間直通電話の開設を要望
●九十九橋架け替え陳情
●金輸出解禁
●永平寺大遠忌参拝歓待会開催

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昭和5年永平寺大遠忌での来県者歓迎アーチ
1931年(昭和6年) ●NHK福井放送局の開設陳情
●人絹取引所設置請願
●福井観光協会設立
●満州事変
1945年(昭和20年) ●福井空襲により、会議所の建物焼失 ●ポツダム宣言受諾、終戦
●公職選挙法公布
1946年(昭和21年) ●県商工経済会解散、福井県商工会議所発足 ●日本国憲法公布
1948年(昭和23年) ●震災対策要望・震災火災保険獲得同盟結成
●被災者租税減免期成同盟会結成
●福井震災、翌月福井市で大水害
1949年(昭和24年) ●会議所建物、片町に再建

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福井震災後に建てられた福井商工会議所(片町通り)
●湯川秀樹博士ノーベル物理学賞受賞
●福井大学開学
1952年(昭和27年) ●福井復興博覧会開催 ●福井市郷土歴史博物館が足羽山に開館
●国庫金融公庫武生支所設置
1960年(昭和35年) ●北陸線複線電化陳情
●商工会議所創立80周年記念式典

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福井商工会議所創立80周年記念式。昭和35年10月24日に福井人絹会館で挙行された。黒川会頭式辞の後、旧役員・議員23名に表彰状が贈られた。
●新安保条約、日米地位協定調印
●国民所得倍増計画決定
●越美北線福井・勝原間完成
1966年(昭和41年) ●初の会議所会員大会開催 ●福井空港開港
●日本の人口が1億人を突破
1974年(昭和49年) ●ハワイで初の物産観光展開催
●クリーン福井運動を実施

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初めてハワイで行われた「第一回福井の産業と観光展」の会場風景
●嶺北縦貫道路開通
●山陽新幹線全線開通
1975年(昭和50年) ●福井商工会議所青年部が発足
●新卒大学就職相談室を設置
●ファッション都市構想発表
●北陸自動車道丸岡・福井間開通
●ベトナム戦争終結
●福井人絹取引所解散
●北陸自動車道福井・武生間開通
1980年(昭和55年) ●創立100周年記念式典
●福井文化産業博覧会開催

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盛大に開催された福井商工会議所100周年記念式典。昭和55年5月5日、福井県民会館で挙行され、関係者など700名余が出席した。
●ゴールドショッピングセンター「ベル」開店
●「だるまや西武」開店
1981年(昭和56年) ●豪雪特別相談室を設置・雪害対策に関する要望
●ホノルル日本人商工会議所と友好提携
●福井駅二重高架方式による新幹線現駅併設を要望
●第一回くらしの工芸展を開催

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56豪雪当時の商工会館

●五六豪雪
●福井大学とラトガース大学、学術文化交流協定に調印
●福井県、置県百年記念式 

1983年(昭和58年) ●福井工芸産業振興協議会を設立
●福井県進出企業協議会を設置
●ハワイフェアインフクイを開催
●福井菓子まつりを開催
●福井OAショーを開催
●韓国水原商工会議所と姉妹提携
●東京ディズニーランド開園
●第4次福井県長期構想策定
1986年(昭和61年) ●福井日韓協会を設立
●福井地域商業近代化地域計画を策定
●円高対策会議を設置
●第1回越前時代行列を開催
●コンベンション機能活性化事業会議を開催
●福井・中国フェアを開催
●県産品愛用運動推進協議会を設置
●ロサンゼルス福井展を開催
●米国経済視察団を派遣
●雇用開発促進地域指定を要望

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ロサンゼルスで開催されたフクイフェアのオープニング
●福井県議会、県経団連等からの福井空港ジェット化促進陳情を採択
●福井駅周辺整備構想策定調査委員会、北陸新幹線福井駅の二重高架・別線案を決定
●福井市九十九橋架け替え完了、開通式および記念武者行列を挙行
●福井臨工石油備蓄基地完成
1987年(昭和62年) ●ふくい春まつり実行委員会を組織し、春のさくらまつりを「ふくい春まつり越前時代行列」に改称
●福井カリフォルニア展を開催
●技術交流会を開催

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越前時代行列が「ふくい春まつり」の主要催事に登場。馬上は柴田勝家役の八木熊吉会頭
●国鉄民営化、JR各社発足
●近畿自動車道敦賀線、高規格道路として予定線に決定
●日本航空民営化
●ブラックマンデー
 (ニューヨーク株式市場の大暴落)
1989年(平成元年) ●消費税導入円滑化特別相談室を設置
●求人情報提供事業の一元化について要望
●地域交流ネットワーク研究会を設置
●市民100人委員会を設置
●ニュービジネス産業育成に関して提言
●青年部「FUKUI 桜ルネッサンス」事業を実施
●昭和天皇崩御。新元号「平成」に
●国土開発幹線自動車道建設審議会、近畿自動車道敦賀線の基本計画組入れを決定
●福井市制百周年記念式
●福井市とフラトン市、杭州市両市と友好都市提携
●消費税導入
●天安門事件
●日経平均最高値(3万8915円)
1990年(平成2年) ●新商工会館建設委員会を設置
●創立110周年記念式典
●大店法規制緩和に伴う中小小売商業振興対策を要望
●振興対策を要望
●ふくいECウィークを開催

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創立110周年記念式
●東西ドイツ統一
●福井県とニュージャージー州、姉妹提携を締結
1993年(平成5年) ●中国浙江省経済交流促進懇話会発足
●都心地区地下利用について提言
●新商工会議所ビル竣工
●養浩館庭園・建造物復元完成
●SCベルの民活法の適用を受けリニューアル
●欧州統合市場発足
●Jリーグ誕生
1995年(平成7年) ●創業支援指導事業を実施
●足羽山歴史ゾーンに関して要望
●中国・浙江省杭州駐在員事務所開設
●敦賀港の整備・機能強化について要望
●かたりべ認定制度開始
●PL法施行
●サンドーム福井で世界体操競技選手権鯖江大会開催
●APEC 大阪会議開催
2000年(平成12年) ●福井商工会議所創立120周年記念式典、21世紀宣言採択
●全国初となる商工会議所独自の制度融資
●「創業・起業家支援融資」発足
●まちづくり㈱設立
●浙江省工業団地進出事業計画発表
●県立恐竜博物館開館、恐竜エキスポ2000開催
●JR小浜線電化工事着工
●朝鮮半島、初の南北首脳会談開催
2002年(平成14年) ●中小企業再生本部を設置
●福井商工会議所女性会設立
●駅西口中央構想検討専門委員会を設置
●欧州環境・エネルギー視察団派遣
●創業・新事業開拓広域ビジネスネットワーク構築事業
●FIFAワールドカップ(日韓開催)
●えちぜん鉄道㈱発足
●日朝平壌宣言
●平成の市町村合併が動き出す
2003年(平成15年) ●中小企業再生支援協議会を全国初設置
●北米(シアトル、バンクーバー)環境エネルギー視察団派遣
●ISO9001取得支援事業開始
●OB人材マッチング事業を開始、協議会設立
●苦情・クレーム情報の収集と博覧会開催

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全国の注目を集めた「苦情・クレーム」博覧会の会場風景
●新型肺炎SARSが流行
●原子力タウンミーティング開催
●環境・エネルギー関連産業育成会議
●若狭路博2000
●福井大学、福井医科大学が合併し新福井大学発足
2004年(平成16年) ●福井県若者就職支援センター
「ふくいJobCafe」業務開始
●福井豪雨で福井商工会議所ビル被災
●福井豪雨対策経営特別相談室開設
●苦情・クレーム「解決」博覧会を開催
●欧州(ドイツ、フィンランド)環境技術開発視察団の派遣

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若者就職支援センター「ジョブカフェ」開所式当日のにぎわい
●あわら市誕生
●新紙幣へ切替、1万円札の肖像画が福沢諭吉に
2005年(平成17年) ●北陸新幹線着工促進経済団体協議会を設立
●山口信夫日本商工会議所会頭を迎え創立125周年記念講演会を開催
●原子力関連技術者研修をスタート
●北イタリア環境エネルギー技術開発視察
 
●愛知万博「愛・地球博」開催
●新福井駅開業、プリズム福井オープン
●北陸新幹線福井駅部着工
●エネルギー研究開発拠点化推進会議
●国民文化祭ふくい2005開催
●三方五湖がラムサール条約に登録
2007年(平成19年) ●福井市中心市街地活性化協議会設置
●インドビジネス研究会、ベトナムビジネス研究会開設
●コンパクトシティに向けた提言
●福井県立大学との包括協定締結
●ロシア・スウェーデン産業・環境・エネルギー視察
●ベトナムビジネス環境視察団の派遣
●継体天皇即位1500年記念事業を県内各地で開催
●福井駅東口に「AOSSA」オープン
●サブプライム問題で世界経済に動揺
2009年(平成21年) ●消費拡大事業「ツカッチャ王」を春と年末商戦で実施
●海外事業担当者倶楽部設置
●観光担い手人材育成事業(観光ビジネス塾)実施

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消費拡大事業「ツカッチャ王」「買いタイヨウ」「買物お嬢ズキャンペーン」を連続して実施し、多くの店舗が参加した
●裁判員制度開始
●福井で全国植樹祭開催
●民主党に政権交代
2012年(平成24年) ●県経済界台湾訪問団派遣、台湾商務交流協進会と業務協力覚書締結
●福井・台湾ビジネスマッチング会を台湾にて開催
●福井の名店・逸品発掘プロジェクト、逸品フェスタ2012開催

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福井・台湾ビジネスマッチング会開催
●東京スカイツリー開業
●中池見湿地ラムサール条約
●震災で原発全停止の中、関電大飯発電所が再稼働
●北陸新幹線金沢~敦賀区間着工
●尖閣諸島国有化
●民主党政権に代わり自民・公明の連立政権
2013年(平成25年) ●販路開拓を目的に13県商工会議所ネットワークの発会式
●福井大学との包括協定締結
●中心市街地周辺における「地域鉄道のあり方」について提言

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福井大学と包括連携協定を締結、産業界のニーズを反映した研究やまちづくり、人材確保などで連携強化
●小規模企業活性化法成立
●JR福井駅西口再開発ビル着工
●SATOYAMA国際会議2013inふくい開催
2014年(平成26年) ●アジアビジネス研究会でベトナム、カンボジアの現地視察会
●並行在来線のあり方について提言
●アグリビジネス研究会、視察会の開催
●2,500名参加のもと商工会議所会員大会開催

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新・小規模企業振興元年を掲げ、2,500名の参加のもと福井商工会議所会員大会開催
●消費税率8%に引き上げ
●小規模企業振興基本法成立
●舞鶴若狭自動車道全線開通
●日銀追加金融緩和措置決定
2015年(平成27年) ●北陸新幹線福井開業対策検討委員会を設置
●アジアビジネス研究でバンコク、ハノイ、ホーチミン、プノンペン市現地視察会
●足羽川水辺空間活用事業
●福井県事業引継ぎ支援センターを設置
●新幹線延伸を見据え北陸・関西連携会議開催

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総合交通委員会では県内観光地への公共交通機関アクセス状況を実地検証
●北陸新幹線長野・金沢間開業
●福井駅に恐竜モニュメント設置
●集団的自衛権の行使を可能とした安全保障関連法案を成立
2016年(平成28年) ●北陸新幹線福井開業対策に関する提言
●アジアビジネス研究でクアラルンプール、シンガポールの現地視察会
●アジアビジネス研究でベトナム中部(ダナン、フエ、ホイアン)の現地視察会
●県内観光地再発見、再認識事業

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北陸新幹線福井開業対策について福井県知事に提言
●日銀初のマイナス金利導入
●北陸新幹線敦賀・新大阪間のルート決定(小浜・京都ルート)
●えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線相互乗り入れ開始
●JR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」開業
2017年(平成29年) ●ふくい恐竜聖地化推進事業
●第2回会員大会開催
●満喫!満腹!満足!福井の食と技のフェスティバル開催

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第2回 会員大会の一幕
●北陸新幹線京田辺市経由で全ルート決定
●新ブランド米「いちほまれ」に名称決定
●改正組織犯罪処罰法成立
2018年(平成30年) ●中国キャッシュレス社会視察ミッション
●人材確保支援センター設置
●米国西海岸商業・新産業視察団派遣

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福井県人材確保支援センター開所式
●嶺北中心に大雪、災害救助法適用、市民生活で混乱
●福井しあわせ元気国体開催
●初の米朝首脳会談開催
●米国抜きの11か国でTPPが発効
2019年(令和元年) ●新たな桜イベント「あすわ桜遊山」実施
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●ラグビーW杯が日本で初開催
●消費税率10%に引き上げ